「一人暮らし用のおせちってないかな?」こう考えたことのある方、いませんか?
現在、一人暮らし向けの一人前のおせちは数も種類も豊富になり、一人暮らしでもおせち料理を楽しむ環境が整っています。おせちの簡単レシピを検索すれば、手作りおせちを味わうことも可能です。
今回は、一人暮らしの方がおせちを用意する時のポイントについて解説します。一人でいただくおせち料理も、なかなか良いものですよ。
目次
一人暮らしでおせちを食べたい「買う?それとも作る?」
昨今、一人前おせち(ミニおせち)に注目が集まっています。
- 一人暮らしで帰省をしないけれど、お正月らしくおせちは食べたい
- 夫婦二人でお正月を迎えるので、少量だけおせちを用意したい
- 和風、洋風、2種類のおせちセットを食べ比べたい
一人前おせちなら、これらのニーズにこたえることができます。
以前は「おせち=家族で食べる・複数人で食べる」というイメージが強く、少量のおせちでも2~3人前の量がありました。しかし、現在ではライフスタイルの多様化にともない、一人前おせちも多く販売されています。また、インターネットを使って、おせちを簡単に作れるレシピを調べることも可能です。
一人暮らしでおせちを食べたい時は、これらを活用しない手はないですね。
一人前のおせちを「買うか・作るか」は、ライフスタイルや好みによります。おせちは手作りしなきゃ!と意気込む必要はありません。時間に余裕がなければ、好きなおせちを買えばよいのです。料理が好きな人は、手作りおせちに挑戦してみるのもよいでしょう。自分が楽しめる方を選択してください。
買う場合
おせちを買う場合のメリットは、選ぶ楽しさがあること。一人暮らしなら、購入するおせちの種類も量も、全て自分で決めることができます。また、作る手間と時間を節約することができるため、忙しい方でも準備しやすいといえます。
しかし、種類がありすぎてかえって選べないというデメリットも。購入前に、価格や自分がこだわりたいポイントを決めておくとスムーズです。
作る場合
おせちを自分で作るメリットは、作る楽しさがあること。好きなおせち料理を、好みの味付けで作ることができます。また、出来立てを食べられるのも手作りの醍醐味です。
しかし、手間と時間がかかるのが手作りの最大の難点。一人暮らしの場合、食材の用意から調理まで、全て自分で行わなければなりません。事前にレシピを検索したり、日持ちする食材を買っておいたり、計画的に準備を進めるのがおすすめです。
一人暮らし用おせちを買う時のポイント
一人暮らし用おせちを買う時は、選ぶ基準を決めておくのがおすすめです。好きなおせち料理や食べる量には、個人差があります。自分のこだわりポイントを整理して、購入するおせち料理を選びましょう。
量
おせちを余らせずに食べきりたいなら、当たり前のことですが買いすぎないようにします。
- 好きなおせちだけを購入する
- 個包装のおせちを買う
- 一人前のおせちセットを買う
しかし、おせちの華やかさに目移りして、つい買いすぎてしまうこともあるかもしれません。
その時は、食べる分だけ盛り付け、残りは冷凍保存すれば多少日持ちします。冷凍後は、味が落ちないうちに早めに食べきるようにしましょう。
(注:一部冷凍に不向きな食材もありますので注意してください。)
おせちの保存についてはこちらが参考になります
味
美味しいおせちが食べたいなら、おせち専門店の厳選した食材で作られたおせちがおすすめです。普段味わうことのできない、繊細な味を楽しむことができます。有名料亭やレストランからも個性のあるおせち料理が販売されているので、調べてみると楽しいですよ。
味にこだわりはなく、お正月の雰囲気を味わいたいだけなら、いつも行くスーパーで購入するのが手軽で便利です。スーパーのおせちも十分に美味しいです!
価格
おせちの値段は、お手頃な価格から高級なものまでさまざまです。一人前のおせちセットの価格は、6,000円前後~2万円を超えるものまであります。食材へのこだわりと価格は比例しますから、高級で希少な食材が使われていれば当然高くなります。
あらかじめ予算を決めておく方が選びやすいでしょう。好きなおせちは高価格なもの、少しだけ食べたいおせちはお手頃価格なもの、と買い分けるのもいいですね。
また、大手コンビニが数年前から100円おせちを販売していますが、毎年人気があるようです。お金をかけずにおせちを楽しみたい時にぴったりです。
冷蔵or冷凍
冷蔵おせちは、出来立てのような風味と味を楽しめるのが特徴。開封してそのまま食べられるため便利です。しかし、おせちの種類によりますが、賞味期限が短いため、数日で食べきらなければなりません。
- おせちの風味を重視している
- 解凍するのが面倒に感じる
- 開封してすぐに食べたい
こんな方は冷蔵おせちがおすすめです。
一方、冷凍おせちは、保存がきくのが特徴。冷凍技術の発達により、解凍しても味が落ちにくく、美味しく食べることができます。しかし、冷凍おせちの多くは、食べる前日に冷蔵庫へ入れて解凍します。おせちを入れるスペースを確保することが必要です。
(注:詳細は購入したおせちの説明書にしたがってください。)
- お正月におせちを食べるかわからない
- 食べてみたい冷凍おせちがある
- 冷蔵庫のスペースにはゆとりがある
こんな方は冷凍おせちがおすすめです。
冷蔵おせちと冷凍おせち、どちらを買おうか迷った時は
通販or店舗
店舗でおせちを買うメリットは、実際におせちの現物(見本)を見ることができる点です。場合によっては試食ができたり、カタログには書いていない情報を得ることができたり、店舗ならではのサービスを得ることができます。
しかし、購入したおせちは自分で持ち帰らなくてはなりません。混雑していれば、時間もかかります。
一方、通販でおせちを買うメリットは、自宅で注文して自宅で受け取れること。一人でゆっくり選びたい方、混雑が苦手な方におすすめです。また、おせちを遠方から取り寄せることも可能です。最近では、有料で試食ができるおせち通販も登場しています。
おせちが届くまで現物を確認することができない点はデメリットですが、店舗よりも多くの選択肢からおせちを選ぶことが可能です。今後も、おせちの通販はますます盛況となっていくでしょう。
ちなみに、おせち予約は9月頃からスタートするところが多いようです。予約しておくと品切れの心配がないうえ、早期割引でお得に買えることもあります。気になるお店がある方は、ぜひチェックしてみましょう。
一人暮らしでおせちを作る時のポイント
一人暮らしでおせちを作るときは、事前準備がポイント。食材の調達、スケジュール、予算等、あらかじめ決めておくとスムーズです。
また、できる範囲で作るようにします。おせちを作ることに集中しすぎて、疲れ切ってしまってはせっかくのおせちを味わえません。種類を減らしたり、簡単レシピで作ったり、無理せずに楽しんで作りましょう。
何を作るか
まず、どのおせち料理をどれくらい作るのかを決めます。すると、予算も自然とわかります。
全部作らなくてOKです。自分が食べたいものを作りましょう。簡単レシピをうまく活用すると、時短になります。
いつ作るか
食材を買う時間とおせちを作る時間を確保します。初めておせちを作る人は、多めに時間をとるといいですよ。
忙しくてまとまった時間が取れない場合は、普段の買い物と一緒に魚や肉を購入して、下味をつけて冷凍しておきましょう。干しシイタケや黒豆などの乾物は、スーパーのセール時に早めに買っておくのもおすすめです。
どのおせちから作るか
おせちを作る順番を決めておくのもポイントです。基本的に日持ちしにくいもの・味が落ちるのが早いものは後回しにします。乾物は前日に水に浸け、冷蔵庫に入れて戻しておくことを忘れずに。
まず、煮物からとりかかりましょう。煮物は出来上がった後、冷めるときに味がしみていきます。最初に作っておくと、ほかの作業をしている間に美味しく仕上がりますよ。
次に紅白なますや昆布巻き、かまぼこなどを用意しましょう。栗きんとんは傷みやすいため、最後に作ります。焼き物は食べる直前に焼くのがおすすめです。
食べる2~3日前から準備を始めるのか、前日に一気に作るのかによって、おせちを作る順番は多少変わってきます。いずれにしても、手作りおせちは冷蔵庫に保存し、早めに食べきるようにしてください。
一人前でもおせちは盛り付けよう
一人で食べるからといって、袋のまま食べたり、適当にお皿にのせて食べたりするのは味気ないもの。ぜひ、おせちは盛り付けをしてからいただきましょう。
重箱がなければ、オードブルのようにお皿に盛り付けるのがおすすめです。ポイントは盛りすぎないこと。少量を載せた方がおしゃれで優雅に見えます。
紅白なますや汁気があるもの、黒豆やいくらのように食材が小さいものは、小鉢に入れると便利です。お弁当用のカップに入れてもかわいいですね。
SNS映えする盛り付けをしたい方へ
きれいに盛り付けたおせちは、お祝いの席にふさわしい豪華な料理になります。自然と背筋が伸びて、箸の動きも丁寧になるから不思議です。自室にいながら、非日常を味わうことができます。ぜひ、ひと手間かけてくださいね。
一人前おせちを楽しもう!
様々な事情で帰省せず、お正月を一人で迎える方も増えています。昔に比べて、一人暮らしでもおせちを楽しめる環境が整ってきました。一人暮らし用おせちを用意するときのポイントは、下記の3つです。
一人で過ごすお正月は、自分だけの時間です。大いにお正月を楽しみましょう。新年の抱負を考えながら、ゆっくりと好きなおせち料理を楽しんではいかがでしょうか?
㈱オージーフーズ おせち事業部
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