今回は、最近、おせち料理の一品として一目を置かれている“ローストビーフ”について詳しくレクチャー致します!
目次
近年、伝統的な和のおせち料理にだけでなく、和洋折衷である「洋風おせち」が人気となってきていますよね。
みなさんは“和風派”と“洋風派”どちらでしょうか……?
なぜ“おせち”に“ローストビーフ”が……?
日本の伝統料理である“おせち”。
近年は、悲しいことに子供の“おせち離れ”が進んでいるのだとか。重箱に入った伝統的な和風のおせちより、手軽でおいしい食事を家族みんなで楽しむスタイルを選ぶ人も増えています。
そんな中、現代のおせち料理に定番化してきているのが“ローストビーフ”です。
それでは、なぜローストビーフがおせち料理に入れられるようになったのでしょうか。
それは、ローストビーフが誰からも愛される料理であること、高価な牛肉を使って豪華さや華やかさを演出できることと言われています。
ローストビーフは縁起の良い食べ物?
「おせち料理に使用されるほどだから、縁起の良い食べ物なんじゃないの?」
と思っている方……ごめんなさい。
実は、ローストビーフは特に縁起を担ぐといった意味はありません。
ですがみなさん、その豪華な見た目から、お祝い事やイベントごとなどの際、多少奮発して購入するというイメージはありませんか?
実際、クリスマスのオードブルなどでもよく目にするかと思います。
そういった意味でも、ローストビーフがおせち料理に使用され始めた理由の一つなのかもしれないですね!
ローストビーフの日持ちってどれくらい?
ローストビーフの日持ちは、その形状や保存温度、保存状態によって異なります。
まずはお店で購入した場合、冷蔵でかたまりの状態で真空になっていたら5日~7日。冷蔵でスライスした状態で真空になっていたら3~5日。ちなみに店頭で切ってあるものを惣菜としてパックで買ってきたものは、基本的にはその日のうち、というのが鉄則です。おそらく●日●時まで、という表示がされているのではないでしょうか?
次にお店で購入した場合で、冷凍だった場合。冷凍の状態で家でも冷凍庫保存であれば、2~3週間くらい。これは業務用の冷凍庫でしたら半年とか1年とかでも大丈夫なのですが、家の冷凍庫は出し入れが激しく、温度が一定に保たれないので商品の日持ちに影響しているからです。冷凍保存っていつまでも「もつ」と思っていませんか?保存の温度の状態や、「冷凍焼け」という現象でどんどん劣化していくのでなるべく早く食べてくださいね!もちろん、それぞれのメーカーがつけている賞味期限は、しっかり保存試験をして付けている期限なので、その範囲であれば美味しく召し上がっていただけます。
さて、おせち用にローストビーフを家でつくったけれど、日持ちはどれくらい?お正月の準備は何日前からしていいの?ということですが、同じく冷凍してしまえば2週間くらいはもつでしょう。ただし、お店で売っているものは「急速冷凍」という業務用のー40度で短時間で冷凍したものが多いので、その分状態がよく、家庭で冷凍する場合はー18度の「緩慢冷凍」というゆっくり冷凍させていることでも業務用とは異なりますので、早めに食べましょう。
そして、解凍の仕方がポイントです!これを間違えると「ドリップ」と言われる肉に含まれる旨み成分が分離して水分と一緒に流れ出てしまうからです。解凍の方法は、冷蔵庫でゆっくり解凍する。が正解です。流水やレンジでチンなんてしてはダメですよ~。美味しさが半減してしまいます。
家でつくったローストビーフの冷蔵での日持ちは、1日。つくった翌日までには消費しましょう。特にスライスするのは食べる直前にしましょう。スライスして長時間おくと、冷蔵であってもドリップが流れ出たり、色が悪くなったりします。当然、切った断面が大きいほど、空気に触れる部分が増えますから、劣化がはじまることをしっておきましょう。
ローストビーフは何段目に入れるのが常識?
ローストビーフは、焼き物の部類に入るため、“二の重”に詰めるのが一般的だと言われています。
おせちのローストビーフの盛り付け方は?
最近では、“ローストビーフ丼”や“ローストビーフの肉タワー”などローストビーフを使用したいろいろ種類の料理が注目されていますよね。
盛り付け方は、華やかなバラのような盛り付け方であったり、山のように高さが出るような盛り付け方であったり、お店によって様々ですよね。
それでは、おせちに使用する際はどのように盛り付ければ良いのでしょうか?
おすすめの盛り方として、意識していただきたいことは……!!
“立体感を意識して盛り付ける”
ということです!
こうすることで、見た目がボリューミーになったり、食べる際に箸で取りやすくなるというメリットがあります。
ということで、簡単に盛り付け方をご紹介させていただきます!
ローストビーフの盛り付け方
1. ローストビーフを薄切りに切る。(市販のものを使用する場合は“薄切りローストビーフ”を選んでください。)
2. 薄切りローストビーフを半分に折りたたむ。(※しっかり折りたたむのではなく、中心は円を描くようなイメージで曲線になるように折り曲げてください)
3. 折り曲げた山折りの部分を上にして、数枚ずつずらしながら重ね、優しくお重に盛り付ける。
ローストビーフは薄切りの方が食べやすいので、年配の方やお子様のいるご家庭にはこの盛り付け方は特におすすめ。
また、盛り付ける際、周りに人参やブロッコリーなど色味のある物を一緒に添えると、見た目も華やかになっていいかもしれないですね♩ローストビーフにクレソンを巻いて、レストランで出てくるようなおしゃれな一品に仕上げるのも素敵です。
ぜひ、試してみてくださいね~!
自宅で簡単!ローストビーフの作り方
ローストビーフは高級品を購入しても良いですが、スーパーで買った牛肉で手作りするのもおすすめ。おせち料理と一緒に並べても、華やかさに引けを取りません。
みなさんは、自宅でローストビーフを作ったことはありますか?
実は私、普段料理はあまりしないにも関わらず、ローストビーフは何度か作ったことがあるんです!
「ローストビーフって難しそうじゃない?」と思った方……それは大きな誤解です!!ローストビーフはとっても簡単に作れてしまうんです!オーブンがなくても作れます!!
という訳で、料理下手な私でも簡単に作れたローストビーフのレシピについてご紹介します!この機会にぜひチャレンジしてみてくださいね♩
材料
- 牛ももブロック……500g程度
- 塩・胡椒……適量
- オリーブオイル……大さじ2
<下ごしらえ>
・牛ももブロックを20分ほど室温に戻し、その後オリーブオイル、塩こしょうを手で刷り込んで10分ほど置いてなじませておく。
1. フライパンに牛ももブロックをそのまま入れて、表面にしっかりと焼き目がつくまで焼く。
2. 牛ももブロックをフライパンから取り出し、キッチンペーパーで油をふき取り、ラップで包んだ後、その上からアルミホイルで包む。
3. ジップロックなどの耐熱性の保存袋に入れて輪ゴムをする。(水漏れが心配な方は、保存袋を二重にしてみてください)
4. 鍋に、牛ももブロックが全てつかる量のお湯を沸かし、沸騰させる。
5. 沸騰した鍋に牛ももブロックを入れて蓋をし、5分ほど置いておく。
6. 5分経過したら火を止め、そのまま20分放置する。
7. 20分経過したら、鍋から牛ももブロックを取り出し、粗熱をとる。
8. 粗熱がとれたらお好きな厚さにカットして完成!!
続いて、私のおすすめのローストビーフに最高に合うソースをいくつかご紹介します!
わさびマヨソース(4人分)
- マヨネーズ……大さじ5
- わさび……小さじ2
- 醤油……小さじ3
全ての材料を混ぜ合わせたら完成。
はちみつマスタード(4人分)
- はちみつ……大さじ3
- 粒マスタード……大さじ3
2つの材料を混ぜ合わせたら完成。
にんにく醤油ソース(4人分)
- にんにく(すりおろしたもの)……1片
- 醤油……大さじ4
- 赤ワイン……大さじ3
- みりん……大さじ2
- レモン汁……小さじ2
全ての材料を、フライパンで加熱して混ぜ合わせるだけ♩
今年はおせちにローストビーフをプラスしてみては?
いかがでしたか?ローストビーフは子供から大人まで幅広い年代に愛されていることから、おせち料理への進出を果たしたということがお分かりいただけたでしょうか?
実は、弊社おせちにも国産和牛のローストビーフが入っています!
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