おせち料理には、案外「魚」に関連する料理が多いです。
田作り・ぶり・鯛などの他、数の子・昆布巻きなども魚に関係する料理であるため、魚はおせちの大切な食材と言えます。
そこで今回は、おせちで使われる魚について、詳しくまとめてみました!
目次
おせちで使われる魚【定番編】
おせちで使われる「魚」は、身近な魚から高級な魚までさまざまです。さっそくご紹介しましょう。
意味・いわれ | |
田作り | 五穀豊穣 子孫繁栄 |
ぶり | 立身出世 |
鯛 | 縁起が良いとされている魚 |
棒鱈 | 食べ物に困らないように |
えび | 長寿 めでたい 新たに生まれ変わる |
おせちの魚といえば【田作り】
「田作り」は、カタクチイワシの稚魚を乾煎りして冷まし、砂糖・醤油・みりんで味付けした甘露煮です。カタクチイワシの歯ごたえと適度な甘みが美味しいですよね。
カタクチイワシは他にもしらすや煮干しに加工され、私たちの食卓に並んでいます。日頃から馴染み深い食材です。
しかし、「魚なのに田を作るの?」と不思議に思いませんか?
昔、カタクチイワシは畑の肥料として使われていました。これが名前の由来です。カタクチイワシを肥料に使うと、豊作になったといわれています。そこから「五穀豊穣」を願うおせちとなりました。
また、田作りは別名「ごまめ」とも呼ばれ、漢字では「五万米」と書きます。これも豊作祈願の表れですね。
さらに、田作りはカタクチイワシの稚魚をたくさん使うことから、子孫繁栄の意味もあります。
田作りがおせちに入っている意味・由来は?
出世したいなら【ぶり】
「ぶり」といえば、照り焼きが定番ですね。ぶりは成長するとともに名前が変わる出世魚です。
関西では「ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ」
体が大きくなると名前も変わる様子から、立身出世を祈願するおせちとなりました。
ぶりはビタミンB2やコラーゲンが豊富で、美容や健康におすすめの食材です。そして、ぶりの旬は冬。お正月には脂がのって美味しいぶりを食べられます!
おせち料理の縁起物ぶり!ハレの日に選ばれるその理由とは?
おめでたいといえば【鯛】
おめでたい魚といえば「鯛」は外せません。おせちでは切り身でいただいたり、尾頭付きで別皿に盛り付けたりします。
- 紅白の色をしている
- 焼き魚にしたときの姿がきれい
- 味が良い
上記の理由から、お正月以外でも祝いの席には必ずといっていいほど登場します。鯛が縁起の良い食材とされているのは、名前や見た目だけではありません。七福神一人の恵比寿様も、左手に鯛を持っていらっしゃいます。
恵比寿様は多くのご利益をもたらしてくれる神様です。
・大漁満足
・五穀豊穣
・開運招福
・学業成就
・歌舞音曲
地域によっては定番おせち【棒鱈(ぼうだら)】
「棒鱈」は、真鱈を3枚におろして天日干ししたものです。京都を中心に関西地方で定番のおせちで、棒鱈と海老芋の炊き合わせが有名です。
もともと保存食として広まったことから「たらふく(鱈福)食べられる」「食べ物に困らないように」との願いが込められています。
棒鱈は実に手間のかかる食材です。まず、棒鱈を1~3日間かけて(長くて1週間)水に入れて戻します。その後時間をかけて煮込むと、棒鱈はホロホロとした食感に変化。天日干しで旨味が凝縮されており、とても美味しいと評判です。
まだ食べたことのない人は、来年のお正月にぜひ棒鱈を食べてみてください。
世代問わず大人気【えび】
厳密には魚ではありませんが、世代問わず大人気の「えび」もご紹介しましょう。
日本人はえびが好きな人が多いといわれています。見た目も美しく、華やかな席にふさわしい食材です。おせちでは、えびのつや煮(旨煮)が定番ですね。
えびに込められた願いは3つあります。
- 長寿(腰がまがる・長いひげを持っている)
- めでたい(目が飛び出している)
- 新たに生まれ変わる(海老は脱皮を繰り返す)
近年、洋風おせちや中華おせちが人気を集めていますが、どのタイプのおせちにもえびは入っています。えびにこめられた3つの願いを思い出しながら、食べてみましょう。
おせちで使われる魚【番外編】
次に、一見「魚料理」とは言い難いですが、魚に関連する以下のおせち料理をご紹介します。
意味・いわれ | |
伊達巻 | 学力向上 |
数の子 | 子孫繁栄 |
いくら | 子孫繁栄 |
昆布巻き | 必勝祈願 |
伊達巻
「伊達巻」は、白身魚やエビのすり身と卵を材料とした食品です。はんぺんを使って、ご家庭で簡単に作ることもできます。
華やかな見た目と、巻物に似ているという形状から「学力向上」を願う縁起物として、おせちに入れられるようになりました。
伊達巻の意味と由来と、おうちで簡単に楽しめる作り方!
数の子
「数の子」は、ニシンの卵、もしくはニシンの卵巣をそのまま塩漬けさせた食品です。小さな卵がたくさん集まっている形状から「子孫繁栄」の意味を込めて、おせちに入れられるようになりました。
また、数の子の黄金色も、縁起物をとされる所以です。
数の子がおせちに入る意味・由来は?その歴史に迫る!
いくら
サケやマスなどの卵である「いくら」は、「赤い宝石」とも言われ、近年はおせちに入れられる定番の食材になっています。その形状から「子孫繁栄」の意味が込められています。
また、高級食材であることから、お正月のお祝いの席にふさわしいと考えられ、多くのご家庭で取り入れられるようになっているのでしょう。
昆布巻き
「昆布巻き」は、ニシンなどを昆布で巻いて煮る料理です。
「よろこんぶ(≒よろこぶ)」という語呂が「縁起が良い」とされ、おせちに取り入れられるようになりました。
また、戦国時代から必勝祈願の食べ物(「打ち勝ってよろこぶ」)とされています。
”昆布巻き”がおせちに入る意味・由来とは?まさに栄養の宝庫!
おめでたい席におすすめの魚料理
最近は、お正月におせち以外の料理を食べる家庭が増えてきました。いつもより豪華な料理やおめでたい色合いの魚料理は、気持ちも華やかになりますね。
ここでは、お正月などのおめでたい席におすすめの魚料理をご紹介していきます。
マグロと鯛のお刺身
「お刺身」は「いつもよりちょっとだけ豪華な食事」と考える人も多いのではないでしょうか?せっかくなら、お正月には紅白を意識したお刺身を用意してみましょう。
マグロと鯛を交互に盛り付けると、紅白の色合いがお正月らしい雰囲気を演出してくれます。えびや鮭が入ると、さらに華やかさがアップ!おもてなし料理にもぴったりです。
鮑(あわび)
「鮑」はとても長生きで、15〜20年ほど生きると言われています。このことから、鮑は昔から「長生き」「不老長寿」の象徴として考えられています。
また現在は、熨斗(のし)といえば紙に水引や文字が印刷されたものがほとんどですが、もともと乾かして薄くのばした鮑を挟んだものが使われていました。
このように、鮑は昔から縁起物として重宝されているため、お正月をはじめ、おめでたい席にぴったりの魚介であると言えます。
フカヒレ
中華のおせちでよくみかける「フカヒレ」も、お正月などのおめでたい席におすすめです。フカヒレは高級食材のため、一般家庭の食卓にはめったに並びません。
「フカヒレの姿煮」や「フカヒレスープ」で非日常を味わえば、一気にお正月気分も盛り上がります。
中華おせちって?人気のメニューを大解剖!
まとめ|おせちに魚料理はたくさんある!
今回は、おせちに使われている「魚」について紹介しました。来年のお正月はそれぞれの意味や由来を参考に、おせちを食べると楽しいですね。
また、おせちが苦手な人は、おめでたい魚料理を食べるとお正月気分が盛り上がります。おせちにも使われているぶりや鯛、えびはおすすめの食材です。オリジナルのお正月料理を作っておもてなしすれば、きっと喜ばれます!色合いを意識して盛り付けをすれば、さらに華やかになりますよ。
~おせちやのおせち~ 詳細はこちらから

株式会社オージーフーズおせちメンバー

最新記事 by 株式会社オージーフーズおせちメンバー (全て見る)
- ハレの日から日常のおかずまで【煮しめについて解説】おせちに入る意味や定番&地域特有のものを紹介 - 2024/02/01
- 今年のおせちは大容量&特化がトレンド「どんなおせちが人気なの?」 - 2024/01/19
- なぜ大晦日にそばを食べるの?年越しそばの意味やご当地そばを紹介 - 2023/11/30