「にしん」は、焼き魚や煮付けだけでなく、パイなどにも使われる栄養価の高い魚です。
日本で獲れるにしんの9割以上は北海道で水揚げされており、旬のにしんは脂がたっぷりで、多くの人に好まれています。
さまざまな食べ方で親しまれているにしんですが、この度、北海道で獲れた肉厚のにしんを使った「にしん旨酢漬」が、とっておきやのおせちに仲間入りすることになりました!!
おせちの「にしん旨酢漬」はこの記事の最後でご紹介しますが、まずはにしんの旬の時期・栄養・食べ方などについて、詳しくご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧くださいね!
目次
にしんってどんな魚?
「にしん」は、さまざまな料理で使われている青魚ですが、どんな魚なのか詳しくご存知の方は案外少ないかもしれません。
にしんは銀色の体が特徴的な魚で、背中部分には銀色のラインがります。15〜25 cm程度の大きさで細長い形をしており、成熟すると30cm程になります。
銀色の体は光を反射し、魚が群れて移動する際に仲間との一体感を強める役割があります。
また、春に産卵のため大量に沿岸部に押し寄せることから、メバルなどと同様に、別名「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれています。産卵では、数百万から数十億個もの卵を産むことがあります。
にしんの卵は「かずのこ 」ですが、日本ではにしんもかずのこも、昔から広く食べられています。
にしんの旬の時期は?
にしんの旬の時期は、一般的に秋から冬(9月〜11月頃)にかけてです。
旬の時期のにしんは、漁獲量も増え、脂がのっていて、味もより一層美味しくなります。
冷たい水域を好む回遊魚のにしんは、北太平洋、日本海や、カリフォルニア州サンディエゴ付近に分布しています。
日本のニシンの9割以上は北海道で水揚げされ、国内の圧倒的なシェアをほこっています。
にしんは漢字どう書く?
にしんは漢字で、「鯟(鰊)」「鯡」と書きます。
それぞれの漢字の由来は、以下のように伝えられています。
鯟(鰊) | 東で取れる魚だから |
「柬」が「若い」という意味で、ニシンが小柄な魚だから | |
鯡 | 江戸時代、米のとれない松前藩で、にしんが米の代わりに年貢として納められており、「魚に非(あら)ず、米なり」と言われていたから |
にしんは英語でなんて言う?
にしんは英語で「herring(ヘリング)」と言います。
太平洋に分布するにしんと、大西洋に分布するにしん(タイセイヨウニシン)を区別するときは、太平洋のニシンを「Pacific herring」、タイセイヨウニシンを 「Atlantic herring」と言います。
にしんの栄養は?
にしんは栄養価がとても高く、また脂質の多い魚です。 脂は高カロリーですが、魚の脂ならではの利点が多いです。
にしんに含まれる栄養素を見ていきましょう。
不飽和脂肪酸 | 青魚に多く含まれるDHA・EPAが豊富です。特に皮付近に多く含まれており、生活習慣病の予防や改善に役立ちます。DHAは記憶力の維持、EPAは血栓予防や高脂血症の予防などに効果的です。 |
タンパク質 | 体の細胞の修復や成長に必要な高品質のタンパク質がたっぷりです。 |
ビタミン | にしんにはビタミンB12、ビタミンD、ビタミンAなどが含まれており、骨や免疫システムの健康をサポートします。 |
カルシウム | 骨を作るために必要なカルシウムが豊富で、骨粗しょう症予防にも効果的です。 |
鉄分 | 貧血予防に役立つ鉄分もたっぷりです。 |
にしんは、上記の栄養素をバランスよく含んでいます。
良質な脂質がたっぷりなのが特徴的で、悪玉コレステロールを減らすので、動脈硬化や高血圧の予防に効果的です。
にしんの代表的な食べ方
脂ののった美味しいにしんは、さまざまな食べ方があります。代表的な食べ方をいくつか挙げます。
にしんの食べ方①刺身
最もシンプルな食べ方は、「刺身」です。
新鮮なにしんを薄く切って、しょうゆやわさびなどの薬味と一緒に食べる刺身は、シンプルながらも美味しい食べ方です。
にしんの刺身は、にしんの旨味や風味豊かな味わいが楽しめます。にしんは季節によって脂ののりが変わるため、特に秋から冬にかけての時期が一番美味しいとされています。
にしんの食べ方②煮付け
にしんのウロコをとって、醤油・みりん・砂糖などで甘辛く煮る「煮付け」は、しっとりとした味わいが特徴です。
煮付けにすることで、にしんの旨味がしっかり染み込み、ふっくらした深い味わいが楽しめます。
おなかの大きい子持ちにしんの煮付けも、絶品です。
にしんの食べ方③塩焼き
にしんに塩をまぶして焼く「塩焼き」は、皮目をパリッと焼くと、魚の旨味が引き立ちます。
焼く際に植物油を使うことで、皮がサクサクと仕上がりますが、ごま油などの風味を活かすこともできます。
にしんの食べ方④にしんそば
「にしんそば」は、北海道や京都で親しまれている伝統的な郷土料理です。
かけそばに、にしんの甘露煮をのせた温かいそばが一般的ですが、冷たいもりそばに、にしんをトッピングする冷やしにしんそばも提供されています。
京都でにしんそばが定着した理由は、1882年(明治15年)に老舗そば店「松葉」の2代目・松野与三吉がにしんそばを考案したことにあります。それ以後150年以上も、京の代表的な味として親しまれているのです。
おせち料理ににしんが入る意味
おせち料理は、地域や家庭によってさまざまな料理が入れられますが、「にしん」や「数の子」もおせちの中身として知られています。特に関西地方では、にしんを入れることが多いです。
その理由は、にしんが縁起の良い食材として扱われていることにあります。
にしんは漢字で「鰊」「鯡」と書きますが、お祝い料理の場合は「二親」という字をあてることがあります。
「二親」は「両親」を表し、にしんの卵が数の子なので、「子宝に恵まれますように」という願いが込められているのです。
また、にしんは塩や酢で加工されると保存性が高くなり、昔から冬季に食べることが多かったため、お正月期間中に食べられる保存食のおせち料理として重宝されています。
とっておきやのおせちに「にしん旨酢漬」が仲間入り!
にしんは「酢漬け」に加工することで、保存性も高くなり、旨みがギュッと詰まって一段と美味しくいただけます。
この度、北海道沖で獲れた脂の乗った肉厚で柔らかなにしんを使った「にしん旨酢漬」が、とっておきやのおせちに仲間入りしました!
こだわりの甘酢で漬けたふっくら柔らかいにしんと、ほんのり効かせた生姜のアクセントが、相性ピッタリです。お正月の酒の肴としても打ってつけです!
とっておきやのおせちには「にしんの昆布巻」「数の子」も入っていますよ♪
「にしん旨酢漬」を実食!
一口大にカットされた「にしん旨酢漬」は、パッケージから取り出して、すぐにいただくことができます。
ふっくらしながらもギュッとつまった身は、まろやかでさっぱりした酸味と、にしんの旨味とコクがマッチしていて、とっても美味しい!!
しっかりとした味つけで食欲をそそるため、酒の肴にも、ご飯のおかずにもピッタリです。
一口食べるたびに、にしんの深い風味と、繊細な酸味が口いっぱいに広がり、日本の海の恵みと、料理の奥深さを感じさせてくれます。
にしんの旨みを存分に感じられれる「にしん旨酢漬」を、ぜひとっておきやのおせちでお召し上がりください!
【まとめ】旨みの詰まったにしんが食べられます!
おせちを販売して20年以上の「とっておきや」では、心を込めて作られている日本の生産者さまのおせち料理を、毎年厳選してお届けしています。
今年は、とっておきやのおせちに「にしん旨酢漬」が新登場です!
全国で選び抜かれたお料理が詰まった「とっておきやのおせち」は毎年改良を重ね、時代に合わせてパワーアップし続けています!
初めての方も、リピートの方も、ぜひ今年の「とっておきやのおせち」をお試しください!
㈱オージーフーズ おせち事業部
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