とっておきやの金のおせちのいくらは北海道函館のトナミ食品工業様の「いくらの醤油漬け」です。おせち料理のいくらについて深掘りして、製造方法やこだわりを詳しくレポートいたします!
オージーフーズのおせち担当スタッフが惚れ込んだいくらの魅力、メーカーさんに直撃インタビューした昨今の原料事情についてなどなど、ここだけの話たっぷりの情報満載のブログ記事です。
目次
おせち料理における「いくら」とは
いくらはおせち料理の中でも毎年大人気!
おせち料理に欠かせない品目のひとつに「いくら」があります。
まるく小さく、キラキラと輝く鮮やかな赤色、小さくまるいいくらを口の中にいれると中の薄皮がプチッと弾けて濃厚な旨味が広がりますよね。ああ、こんな文章書いていたらよだれが出てきてしまいました笑。
私もそうですが、いくらが大好きという方も多いはずですよね。お客様からも「自分もいくらが好きだけれど、自分よりも子どもが好きで!」というお声が多くてびっくりしました。お子様にとっても、あのプチッと弾ける食感が面白いのかもしれませんね!
とっておきやでは毎年おせち料理をお届けする際にお客様の声アンケートを実施しているのですが、いくらは常に上位トップ3に入っているぐらい大人気の一品なんです!
おせち料理にいくらが入る意味・由来とは
- 「子孫繁栄」…いくらは鮭の「卵」ということで、子宝の願掛けになっています。
- 「目出度い」…いくらの鮮やかな赤色は、新年を迎えるめでたさや豪華さを表しています。
- 「家族円満」…いくらは形が真ん丸で、角がありません。つまり「角が立たず円満にすごせますように」という願いも込められているそうです。
御祝いの料理であるおせち料理にいくらが入る理由や由来として、やはり魚卵の数の子と同じく「子宝」のイメージが強いですね。また色合いから華やかさ、形にも良い縁起があります。
より詳しく知りたい方は下記記事もご参照くださいませ。
https://www.osechiya.aussie-fan.co.jp/osechi-imi/335/
北海道函館のトナミ食品工業様の「いくらの醤油漬け」
いくらの原料のこだわり
トナミ食品工業様の「いくらの醤油漬」の原料となるいくらは、北海道の道東エリアの生いくらを原料として使用しており、道内で最も漁獲高高く品質安定の信用ある原料を選定しております。
また、原料の見極め時期として、毎年10月上旬から中旬頃に水揚げされる「秋鮭」の卵の大きさと食感が良い時期のものを仕入していらっしゃいます。このこだわりの秋鮭のいくらの粒の食感の良さと口溶けの良さは絶品です!
いくらの醤油漬の製造工程
いくらの製造工程はメスの鮭から中の卵(すじこ)を取り出すところから始ります。
鮭の身を傷つけないように、丁寧に手作業ですじこを取り出していきます。いくらは時間がたつと味もどんどん落ちてしまうので、基本的に、いくらは工場に入荷されたら48時間以内に下処理をしていくのです。
続いて、取り出されたすじこは人の目によって選別され、形や大きさが良いものを厳選していきます。※ちなみに、このときのすじこの色はピンク色よりの肌色のような色をしているそうです。なんとなく「すじこもいくらと同じで鮮やかな赤!?」かと思ってしまいがちですが、違うんですね。
鮭から取り出されたすじこは職人が網目の板のようなものにすじこを擦り付けて揉むようにほぐしていきます。
卵が潰れてしまうのではと心配になってしまうかもしれませんが、もちろん、ただ力を入れれば良いというわけではなく、職人さんの長年の手の感覚で力加減を見極めて作業されています!熟練の技が光ります!
職人さんの手でほぐされた鮭の卵は特製の醤油だれに漬け込まれます。
この醤油だれはこのいくらに合うように特別に開発された特別な醤油だれで、いくら本来の味を引き立てます。約2時間ほど漬け込みされ、醤油の味と香りが卵の中までほどよく染み込んでいきます。
染み込み具合をチェックする時も、職人さんの目が光ります!
そして、漬け上がったいくらは再度、人の目で見て最終チェックされます。小さな粒が混じってないか?割れたいくらが混ざってないか?プロの厳しい目でチェックされ、こうして、ようやく我々がよく知る「いくらの醤油漬」の完成です!
トナミ食品工業様の製造工程のこだわり
トナミ食品工業様は、いくらの醤油漬の品質をより高めるために、原料の解凍温度と秘伝調味液に漬ける漬け込み時間に熟練のノウハウを培っていらっしゃいます。さらに、商品の品質がぶれないように、絶えず計量時の検品を兼ねた官能検査を実施しております。
絶品の「いくらの醤油漬」は、メーカー様の長年のこだわりと努力の賜物ということがしみじみ伝わってきます!
秘伝の醤油だれ
トナミ食品工業様の「いくらの醤油漬」に使用される漬け込み醤油だれ(調味液)は、試食検証を重ねた結果、3社の醤油製造メーカーのこだわり本醸造醤油をブレンドした甘味のある秘伝調味です。このレシピは絶対社外秘の門外不出の秘伝のたれですよ!
いくらの醤油漬の味わい
職人さんのこだわりの結晶、完成したいくらの醤油漬をスプーンに掬ってみてみましょう。鮮やかな朱色に輝いていて粒の大きさも揃っていますねぇ。もう見るからに美味しそう!
そのまま一口食べてみますと、口の中でいくらがぷちっと弾けて中から醤油でほんのり味付けされ得たいくらの濃厚な味わいがじゅわ~っと口の中に溢れてきてきます。噛むごとに口の中がいくらの味になって…!美味しい!!
鮮度が良い上質ないくらを使っているからこそ臭みもなく、食感も抜群です。みなさんも北海道産の美味しいいくら、ぜひ召し上がってみて下さいね。
産地訪問動画
2018年9月にトナミ食品工業様を訪問した際にインタビュー動画を撮影しました。弊社のYouTubeにアップしておりますので、ぜひご覧くださいませ。
ずっと長年変わらず「金のおせち」のいくらはトナミ食品工業様にお願いしております。今後とも美味しい絶品のいくらの醤油漬をどうぞよろしくお願いいたします!
トナミ食品工業様の直営店・オンラインショップ
トナミ食品工業様の本社は北海道函館市入船町にあります。
また、北海道北斗市追分に直営販売店、お取り寄せができる公式オンラインショップも運営されていますのでぜひチェックしてみてくださいね!
地図
昨今のいくらの原料事情
皆さまもご存知とは思いますが、いくらは鮭の卵から作られます。その鮭の主な産地はなんといっても北海道!になります。北海道の全域で鮭が水揚げされるので、北海道各地でたくさんのメーカー様方によってそれぞれいくら製造されています。
さて、いくらの親にあたる鮭ですが、近年は北海道で鮭の水揚げが激減しているそうです。原因は乱獲によるものとか、海水温の変化とか、海岸付近で餌が不足しているとか、いろいろ言われておりますが、明確な原因はまだ分かっていません…。
ここ数年をみても、スーパーで並んでいるいくらも値段がどんどん高くなっていますよね。気がつくと「あれ?!いくらってこんなに高かったかなぁ。」って思うことありませんか?または「なんか、いくらの量が少なくなっている!」ということを皆さまも感じているかと思います。
原料事情の厳しさの影響で、もともと高級品だったいくらがどんどん手の届かない品になっていることがわかります。
北海道のいくらが柔らかく濃厚な味わいになる理由
鮭は、秋に産卵のために生まれ育った川に上ってくるのですが、鮭が海から川に入ってしまうとお腹の中の卵が成熟してしまい、卵の皮がやや固くなってしまいます。そのいくらは、食べると口の中で皮が残るような食感になってしまいます。
それを避けるため、北海道で製造されるいくらはほとんど場合、鮭が川に遡上する前の鮭の卵を使って作っているという話を聞きました。
広い海域を自由に回遊し、良質な餌をたくさん食べて育った鮭は、故郷の川に遡上するための準備として栄養を蓄えて、その時期の鮭は身の脂のりもよく、卵も濃厚な味わいになっているのです。
いくらとすじこの違い
いくらとすじこの違いとは、簡単に言うと「すじこはいくらにする前の状態」をいいます。
スーパーや魚市場で見かける場合、長く保存させるために、ほとんどどの場合が塩漬けされています。そのため、すじこは食べると熟成された濃厚な鮭の卵の旨味と同時にかなりの塩辛さも感じられます。
また、すじこは成熟してない卵のため、粒は小さくて崩れやすいのも特徴のひとつですね。
一方、いくらはすじこをほぐしてバラバラにしたもの。味付けは塩よりは醤油が多いようです。すじこと比べたら塩気はそれほどでもなく、全体的にまろやかな味わいになります。
いくらは成熟した卵を使うため、すじこよりも大きな粒になることが多いです。
あとがき
とっておきやの金のおせちの「いくらの醤油漬」について詳しくお話しいたしました。
今回のブログ記事を読んでくださった皆様に、北海道函館のトナミ食品工業様のこだわりもお伝えできていたらなにより幸いです。上質な北海道道東の秋鮭のいくらを使用し、熟練のプロの技を通してやっと完成するのがこの「いくらの醤油漬」なのです。
とっておきやスタッフ全員がこのいくらの熱烈なファンというくらい美味しい、絶品のいくらです。また金のおせちをご注文くださった皆様にこの味わいをお届けし、ご堪能いただける日が楽しみです!
今後とも、とっておきやの金のおせち、いくらの醤油漬をどうぞよろしくお願いいたします。
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武富
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