株式会社オージーフーズが運営するおせち専門店「おせちの達人『おせちや』」のおせちについて、店主の高橋徹の熱い想いを込めたメッセージをご紹介いたします。
目次
ご挨拶
※写真は2017年度のものです。
弊社がおせちに取り組み始めたのが2000年。
ちょうど、世の中は2000年問題で、国内消費が多く見込まれ、おせちが見直され、注目されるようになります。そのことがきっかけで、日本の食の集大成と位置付け、おせちの企画を本格的にスタートしました。
今年で18年目を迎えました。
おかげさまで累計販売が50万セットを超えました。
私どものおせちの特徴としましては、大きく3つのこだわりがあります。
おせちやのおせちのこだわり「すべてが主役級であること」
※写真は2017年度のものです。
ひとつは、全国にある取引企業様300社の中から、おせちの食材として、素材から、製造方法、調理方法、工場の衛生管理など様々な視点から厳選された品、17点であること。
脇役はひとつもなく、すべて主役級であること。
おせちやのおせちのこだわり「個包装・冷蔵流通であること」
ふたつめは、個包装、冷蔵流通であること。
スタート当初からこのスタイルにこだわっています。
個包装は、自分好みの盛り付けができ、家族みんなで、おせちの謂れを語り合う事ができること。また、味移りしない、量目が多いので、補充が可能であること。
冷蔵流通は、おせちに欠かせないかまぼこ、煮物は日持ちさせるために何度も冷凍を試作しましたが、今の加工技術では満足いくものは出来ませんでした。それでも3が日は消費期限を保障できるようにしてあります。
おせちやのおせちのこだわり「専属のチームが365日かけて、企画にあたっていること」
みっつめは、専属のチームが365日かけて、企画にあたっていること。
おせちやのおせち専属チームの一年間のスケジュール
おせち専属チームが過ごす一年間のスケジュールをご紹介いたします。
1月年明けの最初の業務が、お客様アンケートの集計です。
2月から商品選定に入り、商品探しを行います。
4月からは候補商品の新規の工場調査に入り、仕様書の作成がスタートします。産地を目でみて、生産者様から直接お話しを聞き、素材の情報も丁寧に細かく収集します。
そして、店主自らも足を運ぶことで質の高い対応をしていただけます。
と、申しますのも、約100項目にわたる品質基準が制定されていますので、味はいいけど、衛生管理が伴わない、もしくは仕様書を書けないメーカーはたくさんあるのです。
5月には第一次審査を行い、あらかたのセット商品を落とし込みます。
6月には規格決定します。
11月までは細かい仕様書のやりとり、工場視察、価格の交渉、味の改良を繰り返し行います。
12月には発注、最終製造立会、資材手配 ピッキングし出荷配送、問い合わせまで自社で対応します。
翌年元日に他社のおせちとの食べ比べ(毎年平均15社実施)を行い、1年の作業が終了します。
このように年間通して、上記作業を繰り返し、改善見直しを行います。
こうして、毎年毎年お客様にご満足いただけるおせちを提供出来るよう努めております。
おせちやのおせちへ込めたおもてなしの心
このような取り組みのおかげで、世のおせちは残されるものが多いなか、私どものおせちは、全部食べ切っていただけているのだと思います。
また、昔ながらの味、家庭で作るような味が出せているからこそ、どこの家庭にもなじんでいるリピートしてくれるおせちなのだと思います。
まさにおもてなしの心とは日常に即しているものと思います。
1つだけでも気に入らないものがあれば全体の印象は悪くなります。
最初にこのおせちを企画した時から「気に入らないものが1つもない」という設計が、代々受け継ぎ、こだわってきたところなのです。
食材を育てる、採る、加工する、料理する、が消えつつある食事情に伴い、世代交代のかなたに置き去られる「昔たべた味」。思い起こすことさえ希となった食べ物への尊厳と丁寧な心。
日本の先代達が受け継いできた、素晴らしいおせちという食文化こそが、世界に日本食の魅力を発信するにふさわしい食に間違いないと思います。
作り手達も世代交代し、消え行く日本の伝統的な味作りを守り、残していく上でも、大切にしていかなければならないと痛切に思うのです。
そんな思いから、日本各地の逸品を目利きし、日本のお正月に祝う伝統に欠かせないおせちに、おもてなしの心をこめて、お届けしたいと思います。
代表取締役社長
高橋 徹
最新記事 by おせちの達人「おせちや」 (全て見る)
- ふかひれだらけ?!数寄のおせちの「気仙沼産ふかひれ姿煮」がバージョンアップ! - 2024/09/06
- 2025年お正月用おせち予約【とっておきやの「金のおせち」販売開始!】累計74万セット突破! - 2024/08/26
- たけのこの茹で方と下処理方法【おせち手作り派の方におすすめ】 - 2024/04/25