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おせち料理のマナーを知っておこう!【7つのポイントを解説】

   

箸をつけているおせち料理

おせち料理を食べるときのマナーは、どんなものがあるのでしょう?「実はおせち料理のマナーを全然知らない…!」という方も多いのではないでしょうか。

おせちの詰め方や、一緒にいただくお屠蘇のマナーなど「しきたりがあるのは分かっているけれど…」という方は、この記事を読むことを機会に、一度おさらいしておくことをおすすめします!

この記事では、知っておきたいおせち料理の7つのマナーについて、ご紹介します。

来年おせちをいただく時には、マナーを少し意識しながら、ゆったりした気持ちで新年をお祝いしたいですね♪

おせちマナー①感謝の気持ちでいただく

箸で持ち上げているたたきごぼう

おせちマナーの1つ目は、感謝の気持ちを持っていただくことです。

そもそもおせち料理は、日本の伝統的な新年の食事で「家族や友人と一緒に食べることで、幸せな一年を過ごせるように祈る」ためのものです。

また、新年の幸せをもたらすために、元旦に各家庭にやってくる「年神様」へのお供物という意味もあります。

年神様をお迎えして新年を祝い、お供えしたごちそうを、感謝の気持ちを持ちながらみんなでいただき、一年の幸福を祈るのです。これは「神人共食(しんじんきょうしょく)」という「神様と人が共に飲食することで神のご加護をいただく」という古くからの習わしに由来しています。

おせち料理は「お正月くらいは家事をせずにゆっくりするためのもの」とも言われますが、それだけでなく、「年神様を水に流さないようにする」という意味で、水仕事の必要ない保存食を用意するという意味もあるのです。

新しい年を迎えられることや周りの人々への感謝を持って、おせち料理をいただきましょう!

おせちマナー②祝い箸を使う

祝い箸

おせちマナーの2つ目は、祝い箸を使うことです。

祝い箸は、お正月だけでなく、婚礼の儀式などのハレの日には欠かせないお箸です。

祝い箸の長さは、約24cm(8寸)が一般的です。これは、日本では昔から末広がりの「八」が縁起が良い数字とされているからです。

真ん中が太く両端が細くなっており、片方は神様が使う方と言われているため、取り分けなどで箸先に持ち替えて使うのはNGです。

お正月の祝い箸は、松の内(元旦~1月7日)もしくは三が日(元旦~1月3日)の間は、同じ箸を使うのが習わしですが、きちんと洗って、衛生面には注意しましょう。

使い終わった祝い箸は、自分が住む土地を守る神様が祭られている氏神神社に持参し、小正月である1月15日に、しめ飾りなどと一緒に燃やします。

おせちマナー③重箱の段数

金のおせち

おせちマナーの3つ目は、重箱の段数の意味を知っておくことです。

おせち料理に使う重箱は、正式には4段重ねの四段重とされています。

その理由は「三位一体」「天地人」など、完全を表す「三」という数字に、さらにもう「一」を加えた「四」で、「四」は「春夏秋冬」や「東西南北」という言葉にも通じています。

さらにその昔は、五段重がよく使われており、五の重は「神様の福を詰めておく場所として空けておく」と言われていました。

しかし近年、一般的な重箱は、三段重になりつつあります。「形」も正方形だけでなく、長方形・六角形・円形などがあり、「材質」も漆器・陶器・天然白木・合成樹脂などがあります。

もともとの意味を理解しながらも、時代や各環境に合わせて重箱を選びましょう。

おせちマナー④料理の盛り付け方

おせちが入った二段重のイラスト

おせちマナーの4つ目は、料理の盛り付け方です。

まず、重箱一段に詰める料理の品数は、3、5、7、9の奇数にします。日本では奇数(割れない数字)をおめでたい「慶事」に使うのが良いとされているからです。

また、重箱内でどの料理をどこに詰めていくかのレイアウトは、日本の伝統的な文様をイメージして詰めると、自然と奇数の品数になり、バランス良く詰めていくことができます。

スカスカにならないよう、華やかに詰めていくのも重要です!

今はワンプレート盛り付けたり、小皿や豆皿を使ったりと、昔からの習わしにとらわれない盛り付けをする方も増えていますよ♪

↓詳細はこちらの記事で紹介しています!

おせちマナー⑤お屠蘇(とそ)の飲み方

おとそ

おせちマナーの5つ目は、お屠蘇(とそ)の飲み方です。

お屠蘇は、新年の邪気を払い、長寿を願ってお正月にいただく縁起物のお酒で、「邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせる」「自分の体を清める」という意味が込められています。

現代は屠蘇器のある家庭は少なくなりましたが、本来は屠蘇器でお屠蘇を準備します。そして、おせち料理を食べる前に、以下の手順でお屠蘇を飲みます。

①家族全員で東(日の出の方角)を向く。

②最年長者が最年少者にお屠蘇を注ぐ。
※飲む人の右側から注ぐのが習わし。

③はじめに最年少者が飲む。
※三段重ねの盃の場合は、小→中→大の順でそれぞれ1杯ずつ飲む。
略式で行う場合は1つの盃に3回に分けて注ぎ、3回に分けて飲む。

④飲み終わった最年少者が、次に若い人に注いで飲む(年少者→年長者へという順で飲む)。
※厄年の人は、他の人に厄を祓う力を分けてもらうため、最後に飲む。

飲む順番が「年少者から年長者へ」という理由は、若者の活発な生気を年長者に分けるという意味に由来しています。

おせちマナー⑥料理を食べる順番

おせちマナーの6つ目は、おせち料理をいただく順番です。

お屠蘇を飲んだ後に、おせち料理をいただきます。

おせち料理を食べる順番は、四段重の場合「一の重→二の重→三の重→与の重」と、上の段から順番にいただきます。つまり、一の重の「口取り」や「祝い肴」からいただくことになります。

また、年長者から一の重から箸をつけていくのがマナーです。

「重箱の四隅には最初に箸をつけない」といういわれもあります。それは「四隅が空くと、幸運が家の隅々まで届かなくなる」という意味によるものです。

おせちマナー⑦喪中のおせち

白い花

おせちマナーの7つ目は、喪中のおせちについて知っておくことです。

「身内が亡くなった後、故人の死を悼み、外出や社交的な行動を避けて身を慎む期間」である喪中は、おせち料理も食べることを控えるケースが多いです。

それは、おせち料理が新年をお祝いする縁起物であるからです。

しかし近年は「ふせち料理」「精進おせち」といった商品も販売されており、喪中期間でも状況に合わせた形で新年を迎える人が増えています。

これまでの習わしにとらわれすぎず、新年を大切に迎えられるよう、それぞれの考え方で料理を用意したいですね。

【まとめ】ゆったりとした気持ちで新年を迎えましょう!

この記事では「知っておきたいおせち料理の7つのマナー」について、ご紹介しました!

新しい年が良いものであるように願い、お祝いするための「おせち料理」ですが、年末はバタバタして「おせち料理を用意する余裕はない!」という方も多いです。

そんな方のために、近年ではスーパー・コンビニでもおせちを買うことができるようになっており、おせち通販の種類も豊富です。

おせちを販売し続けて20年以上の「とっておきや」では、全国の生産者様の食材を何種類も食べ比べた選りすぐりのおせちをご用意しています。

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㈱オージーフーズ おせち事業部

好きなおせち料理は伊達巻です!日本のしきたりを、4歳息子と勉強しながら日々過ごしています♪

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